剣道で多いケガとは?

私自身が剣道をしていることもあり、当院には剣道でケガをされた方が多数来院されます。そこで、剣道でよくみられるケガとその原因について考えていきたいと思います。

ケガをする理由

そもそもですが、どのような時にケガはするのでしょうか。剣道に限らず運動でケガをするのは関節や筋肉に許容範囲以上の負担がかかった時です。例えばスポーツでよく発生する足首の捻挫の場合、足首の可動範囲以上の捻じる力がかかる事が原因となります。また、同じ関節に繰り返し力を加えていくこともケガの要因になります。野球投手によくみられる野球肘は、肘に繰り返し捻じりと筋肉を引き延ばす力がかかることが原因となります。多くのスポーツ障害(オスグットやシンスプリント)などはこれが主な要因となります。

剣道で多いケガ

私は以前、高校で外部指導員をしていたことがあり、その中で高校生を対象にアンケートをとらせていただいたことがあります。その結果を公益社団法人 大阪府柔道整復師会にご協力をいただきまとめてみました。まずはコチラをご覧ください。

剣道で発生しやすいケガについて

男女高校生を対象に調査した結果です。競技年数や実績にばらつきはありますが、この表をみていると見えてくるものがあります。まず、一番多かった踵のケガですがこれは踏み込み動作による原因が考えられます。打突の際に足を踏み込むのですが、この動作の繰り返しが要因として挙げられます。それと踏み込み動作を間違って理解している可能性も考えられます。誤った動作というのはケガの原因に繋がります。足周辺のケガはこれが影響していると思われます。次に多い手首や肩のケガも、竹刀の握り方や振り方を間違えている可能性も考えられます。もちろん、正しい動作で稽古をしていてもオーバーワーク等でケガをする可能性はあります。ですが、身体に負担の少ない動作を習得すればケガをする可能性は低くなるはずです。また、競技年数が長い人ほどケガの発生が多いのも特徴です。これは、どの競技にも共通していえることですが、やはり身体の酷使はケガの原因に繋がります。ですので、身体のコンディショニングが重要になっております。余談ですが、かとう整骨院はコンディショニングに力を入れていますので、気になる方はいつでもご相談ください!(笑)

まとめ

・関節や筋肉に必要以上の負荷がかかった時にケガは発生する 

・負荷は急激に起こるものと蓄積で発生するものが 
・剣道では足周辺のケガが発生しやすい
・誤った動作は関節に負担をかけやすい
・疲労や荷の蓄積を軽減するにはコンディショニングを

次回以降では部位別ケガの予防方法と動作について触れていきたいと思います。頑張って更新していきますので、温かい気持ちでお待ちください!

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